2015年5月15日金曜日

GODJ最新ケース情報

GODJに合いそうなケースがいくつか見つかりましたのでご紹介致します。

まずはこちら、サンワサプライ様のACアダプターポーチ「B00PJEUN36」という製品です。サイズは限りなくGODJにぴったり!全体がメッシュ状なのでややチープ感が出てしまいますが、ケースに入れたままでも画面が見えて操作も可能!という微妙なメリットがあります。1000円以下で手に入る手軽さと、GODJの携帯性を失わないコンパクトさが魅力です。



続きましては、同じくサンワサプライ様のIT小物入れ「IN-IT19BK」という製品です。こちらも専用品かい!と思うぐらい幅がGODJにぴったりです。高さにやや余裕があり、また内部にいい感じのポケットがいくつかついていますので、SDカード、ポータブルアンプ、RCA変換ケーブル、汗拭きタオルなどのマストアイテムを整理して入れる事ができます。あくまでビジネス向けの製品なのでデザインはアレなんですが、こちらも1000円前後で入手できる点はオススメです。



最後にご紹介致しますのは、ニューヨークのBUILT社が販売している「Cargoオーガナイザー 125084」という製品です。洗練されたデザインとウェットスーツのようなサーフェスは大変高級感があり、また色もブルー、レッドの2色からお選び頂けますので女性にもオススメです。こちらも幅はGODJにぴったりで、高さはGODJのちょうど2倍。なんとGODJを2台も入れる事ができるんです!1台で十分さっという方は余ったスペースにケーブル類をガサガサッと入れて下さい。なかなかの収納力です。お値段は4000円越えとちょっとお高いのですが、デザインにこだわる方にはぜひお使い頂きたい商品です。



まとめますと、コンパクトにまとめるなら1番目、アイテムを色々入れて持ち運ぶなら2番目、デザイン重視ならば3番目といった所でしょうか。以上の製品はすべてヨドバシカメラ様に在庫がございましたので、週末にでもぜひお手にとってご覧頂ければと思います。

2015年5月14日木曜日

サンプラー Sampler

2012年の発売以来、もっとも進化を遂げたのがサンプラー機能ではないかと思います。まず発売当初のバージョン(r9252)と最新バージョン(r14163)を見比べてみましょう。


左がr9252、右がr14163です。色がついた、文字が出た、などの視覚的な改良はもとより、最大16セットの音源、ピッチコントロール、録音機能、シーケンサとの統合などなど、初期バージョンとは比較にならないほどの機能が盛り込まれました。すでにラジオ番組でも使われ始めていますし、近々テレビ局の外ロケ用機材としても導入されます。

次回からはこのサンプラーについて詳しくご説明して行こうと思います。

After the launching to the market on 2012, the sampler is the most improved function in all GODJ functions. Let's take a look at the oldest version(r9252) and the latest version(r14163).


The right picture is r9252 and the left picture is r14163. Besides it has color and characters in each pad, it has at most 16 sets of sound sets, it has pitch control function, it has recording function, it is unified with the sequencer and so on. The sampler has a lot of functions can not compared with the first version. This function has already been used in radio program, and will be used in TV station as one of the outside equipment sets.

From next blog, we will introduce the sampler functions in detail.

2015年4月13日月曜日

ファイルシステム File System

GODJをWindowsやMacにUSBで接続すると一般的な外部デバイス(USBメモリ)として認識されます。音楽データを転送する際も特別なソフトウェアは不要で、コピー&ペーストやドラッグ&ドロップといったOS標準のファイル操作で行う事ができますし、自由な名前のディレクトリを作ることもできます(もちろん日本語でも)。このあたりはiPhoneやiPadと比べても自由度の高い設計になっていると思います。


一般的なファイルシステムを採用したメリットは実は他にもありまして、rekordboxというPioneer製の音楽管理ソフトウェア、実に多くのDJさんが使っていると思いますが、このソフトウェアで管理している音楽データをそのままGODJに転送する事ができるんです。


rekordboxから転送されたデータはもちろんGODJで再生する事もできますし、PioneerのCDJ-2000 nexusにGODJを繋げば今度はCDJ側からGODJの中の曲を再生する事ができるのです。


つまりGODJに音楽データを入れておけば、移動中や待ち時間にGODJ本体で曲を再生してプレイの順番やミキシングのイメージを考え、本番ではCDJにUSBメモリとして接続してプレイ、万が一CDJ等にトラブルがあった場合はGODJでバックアップを図る、という使い方ができます。

現在も世界中のプロDJさんにGODJをご愛用頂いておりますが、恐らくプロDJさんにとってはこういった使い方がメインかと思います(実はポールマッカートニー氏のコンサートDJさんもGODJユーザーです!)。

2015年4月10日金曜日

スーパープレイ

本日はまたスーパープレイのご紹介です。2014年12月に実装されたパッドシーケンサーとモーションループのデモです。GODJを本気でいじるとこんな感じになります。



まずはトラックA側のパッドシーケンサーを使ってベースとなるリズムを作ります。30秒あたりからトラックBをスタート、モーションループで遊びまくり。その後トラックBにディレイエフェクトをセットしてトラックBのパッドでレゲエホーン注入。ちょっと休んでまたモーションループで遊ぶ、といった流れです。

スクラッチバリバリのデモはコチラをご覧下さいませ。

2015年4月8日水曜日

フォーカス Focus

イコライザ画面についてもうひとつ。イコライザはFUNCTIONノブで操作できるのにゲインはノブで操作できないのかな?と思い人がいるかと思います。もちろんできます。それが下の画像にあるフォーカスというやり方です。


ゲインのブロックを指でタッチするとパネルの周囲が光ります。これをフォーカスと呼びます。この状態でFUNCTIONノブを回転させると…、そうですゲインをノブで制御する事ができるのです。右に回すとゲインが上がり、左に回すとゲインが下がる。ノブクリックでリセットです。

細かいレベルの調整はやはりタッチスクリーンだけではなかなか難しいしあまり面白くない。そういった問題を物理ノブで解決するのがGODJの基本設計方針でありiPhoneやiPadのDJアプリとの最大の違いになります。このフォーカスという機能、実はターンテーブル画面にも一箇所あります。探してみて下さいね。

There is one more thing I have to mention in the equalizer screen. You might think that 'Can't I control gain by the FUNCTION knob like I can do for the equalizer?' Yes, you can. That is called 'focus' shown in the image below.



When you touch the gain block, its surroundings are highlighted. This is called 'focus'. In this situation, you can control the gain by the FUNCTION knob. When you rotate the knob clockwise, the gain goes up, when you rotate the knob counterclockwise, the gain goes down. When you click the knob, the gain is reset.

Precise level controls by touch screen is really difficult and not fun. The basic design policy of the GODJ is to solve such kind of issue by physical knobs, and that is the most different aspect from DJ application running on iPhone or iPad. Actually we implemented this focus function to the turntable screen too. Please find it out!

2015年4月7日火曜日

EQ ピッチベンド EQ Pitch Bend

今日はイコライザ画面の最後のブロックの説明を致します。曲のミキシングを行う際、イコライザ、波形表示、ピッチベンドの全ての機能を画面を切り替えずに使いたいというDJさん達からのご要望に答え、イコライザ画面の上部に波形表示とピッチベンドを配置しました。このブロックをEQピッチベンドと呼んでいます。波形は常に上段がトラックA、下段がトラックBを表しており、ビート位置を示す縦線も流れてきます。この縦線が波形の中央部で揃うようにプラス、マイナスのボタンを押していくと簡単にビート位置を合わせる事ができます。



ちょっと裏技。音楽停止中、ターンテーブル画面ではピッチベンドの画面が出ないのでピッチベンドの操作ができないのですが、EQピッチベンドは常に操作ができます。では音楽停止中にEQピッチベンドを操作するとどうなるでしょう?

答え。プラスを押すと再生、マイナスを押すと「逆再生」になります。と書いたところで、逆再生の場合に先頭までちゃんと戻らないというバグを発見して凹む…。直そうかなぁ。

Today I'd like to explain the last segment in the equalizer screen. After receiving much feedback from our panel of celebrity DJ's, we placed a waveform and pitch bend block to the top area of the equalizer screen.  We refer to this block as 'EQ Pitch Bend.'  The upper waveform always shows track A whereas the lower waveform shows track B.  Vertical lines are also shown to indicate the beat location when a track is playing.  You can easily adjust beat position by touching the + / - button in order to align the vertical lines at the center of the waveform.


Tip and Trick:  When a track is not being played, the pitch bend panel will not show up.  However when you are able to control the EQ Pitch Bend.

Question:  What happens if you control EQ Pitch Bend while not playing?

Answer: The plus button plays normally and the minus button plays 'backwards`.

2015年4月3日金曜日

イコライザ Equalizer

昨日に引き続きイコライザ画面についてです。イコライザ画面では低域、中域、高域のそれぞれのバンドのレベルを独立して制御する事ができます。ミキシング時にホール内の音のバランスを一定に保つためには、音量調整だけでなく衝突しそうなバンドのレベルもうまく制御する必要があります。その制御を行うのがこの画面になります。


各バンドのツマミを指で上下にスワイプするという直感的な動作に加え、FUNCTIONノブでも各バンドのレベルを制御する事ができます。各バンドの下にある丸いボタンはタッチをする事でオン(点灯)とオフ(消灯)を切り替える事ができ、このボタンのオン・オフの状態でFUNCTIONノブを回転させた時の動作が決まります。

基本的な考え方は「点灯しているバンドが先に下がる」です。上図のように一番左のLowのボタンだけが点灯している場合、FUNCTIONノブを半時計回りに回すと、まずLowが下がり、次にMidが下がり、最後にHighが下がります。組み合わせによって様々な動きをしますので試してみて下さい。

Today we will continue from yesterday's post about the equalizer screen.  In the equalizer screen, you can control the low, middle, and high frequency bands individually.  In order to keep the balance of the mixing to hall, you need to control the levels of frequencies that may cause collision in addition to adjusting the volume.  This screen is dedicated to control all of the above.

The basic idea is that "the band that is turned on goes down first."  Like shown in the figure above, when the low band (illuminated) is ON, FUNCTION knob rotation to counterclockwise will move the low band down.  Then the high bands will go down.  All combinations of these buttons have unique functions.  Feel free to give it a shot!


Our intuitive controls allows you to swipe up/down and move the slider on each band.  You can control the level of bands by adjusting the FUNCTION knob. Circle shaped buttons at the bottom of each band can be toggle to ON or OFF by touch. The combination of these buttons determine the operation of the FUNCTION knob.

2015年4月2日木曜日

ゲイン Gain

今日からは3ページ目のイコライザ画面についてご紹介します。まずはイコライザ画面の左側にあるゲインコントローラについてです。まぁ普通に見た目通りの動作をするので特に申し上げる事は無いんですが、ファイル毎にGain値を保存できる点は特徴と言えるかも知れません。画面下にあるSAVEボタンを押すと現在の設定値をデータベースに保存し、LOADボタンを押すとデータベースから設定値を読み出します。ファイル毎に保存される情報なので、準備の段階であらかじめGain値を決めておくことができます。


オプションのCOLTROL(2)にあるReset gain on loadというオプションをKeep for each fileに設定すると、SAVEされているGain値がファイルロード時に自動でセットされるようになります。

Today we will talk about third screen called the equalizer. First let's take a look at the gain controller located at the left side of the equalizer screen. One of the remarkable features is that you can save the gain value for each file. When you press the SAVE button at bottom, the gain value is saved to the internal database. When you press the LOAD button, the gain value is loaded from the internal database. Since the value is saved for each file, you can set the gain value in preparation for your next play.


In the CONTROL(2), when you set Reset gain on load option to Keep for each file.  You can also load saved gain values automatically when loading your file.

2015年3月31日火曜日

多言語対応 Multi Language Support

現在MonsterGODJは世界15カ国以上で販売されています。日本、韓国、中国はもちろん、シンガポールやドバイ、アメリカ、メキシコ、ドイツなどでも好評発売中です。さて、こういった製品をグローバル展開する上で欠かせないのが多言語対応です。まずはファイル名とタグ情報。GODJはほぼ全世界の言語に対応しています。英語、日本語、ハングル、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、さらにはアラビア語やヘブライ語まで。後者2つは文字を逆(右から左)に書く言語なため、スクロールなどの処理が大変でした…。しかも読めないから動作確認できないし。


また南アメリカや中国からの強い要望により、コマンドやメニューの表示をスペイン語、中国語表記に切り替える機能を入れました。中国語の画面がこちら。んーどうなんでしょ。


Monster GO DJ is sold in more than 15 countries so far: Japan, Korea, China, Singapore, Dubai, U.S., Mexico and Germany etc. In order to extend GO-DJ to the global market, multi-language support is inevitable so that more users can enjoy our product. In regards to the file name and tag information, GODJ can support almost all languages in the world: English, Japanese, Korean, Chinese, French, German, Spanish, and Arabic and Hebrew. In the last two languages, characters are written in opposite direction (right to left) and made implementation difficult.  


As strong requests from South America and China, we implemented language option for Spanish and Chinese that changes characters in command or option menu. Here is the Chinese display.



2015年3月28日土曜日

タイムアライメント Time Alignment

GODJをカーオーディオ市場に展開する際に開発した機能があります。車の運転席は右または左に寄っているため、左右のスピーカーの音が運転席に届くまでの時間に差があります。この状態ままですと音が歪んだり聞こえづらい帯域が出てきてしまうのですが、単純に左右のスピーカーの音量バランスを調整するだけではこの問題は解決しません。カーオーディオ市場向けに新規に開発したタイムアライメント機能は、GODJ内部のDSP処理により左右のスピーカーから出る音に時間差を挿入する事で、運転席(または助手席!)にベストなリスニング環境を作り出す機能です。


DEVICE(3)にあるTime alignmentというオプションでこの機能を有効にする事ができます。実際に運転席に座った状態でListening positionとVolume balanceを調整してみて下さい。必ずしっくりくるポジションが見つかります。
この機能はハイレゾモードでも有効です。ポータブルハイレゾプレイヤーでタイムアライメント機能を搭載しているのは恐らく世界でもGODJだけだと思います。ぜひお試し下さい。

Before bringing GO-DJ to the car audio market, we developed a very useful function that all drivers will appreciate. Since a driver's seat can be both either on the left or right side in the car, there is a time lag between left and right speakers to driver's seat. In this situation, sounds may be distorted or indiscernible in a certain frequency band. Adjusting the volume balance of left and right speaker does not solve this problem. Using advanced use of DSP technology implemented in the GO-DJ, the time alignment function developed for the car audio market solves this issue by inserting a delay to either left or right output. Now you can create best listening environment to the driver's seat (or the assistant driver's seat!).


You can enable this function using Time alignment option at DEVICE(3). Please control Listening position and Volume balance parameters while you sit at the driver's seat. Test it out and see what sounds best to you.
This function is also valid in high resolution audio mode. As of 2015, GODJ is the only portable player in the world that can apply the time alignment function to high resolution audio. We hope you enjoy!

2015年3月27日金曜日

カーオーディオ用設定 Setting for car audio

GODJをカーオーディオとして使う場合のお勧め設定をご紹介します。
DEVICE(2)にあるWake up / shutdown on USB powerというオプションをONにすると、GODJはUSBポートの電圧を常時監視し、電力が来ていたらON、電力が無くなったらOFFという動作をするようになります。

またCONTROL(4)にあるResume last session on bootをLoad and Playにすると、起動時に前回再生していた曲を再開するようになります。GODJの電源を車のシガソケットから取りこれら2つの設定を行うと、エンジン始動でGODJが起動し自動で曲の再生がスタート、エンジン停止でGODJが自動でシャットダウン、という一般的なカーオーディオと同じような動作をさせることができます。


I'd like to introduce you a recommended setting when using GODJ in a car. In DEVICE(2), there is an option called Wake up / shutdown on USB power. When you set this option ON, GODJ starts monitoring a voltage on the USB port and turns on the system if there is a power.  It will turn off the system if there is no power coming to the USB port.

In addition to that, when you set Resume last session on boot option in CONTROL(4) to 'Load and Play`, GODJ will automatically resume play back to the point where your music stopped.  When these two options are activated, GO-DJ automatically begins playing music when the car ignition is on.  It will also stop playing when the ignition has stopped.  This replicates how all standard car audio systems operates.


2015年3月26日木曜日

おすすめアンプ

GODJのライン出力にはアンプがついていないため、スピーカー側にアンプが必要になります。またミキサーに他の機器と一緒に接続した場合、若干出力が弱く感じられる事があります。そんな時に便利なアイテムがこちら、Fiio E6というポータブルアンプです。


特筆すべきはまずサイズ。どこへでも持って行けるこのサイズはポータブルDJ機器であるGODJにぴったりです!また音質もかなりよく、低音がしっかり出てくるという印象です。充電で10時間持つし、充電の口はGODJと同じだしで、本当に相性のいいポータブルアンプだと思います。ぜひお試し下さいませ。

2015年3月25日水曜日

ターンテーブル Turntable

GODJのターンテーブルの形状は2つあります。CUEポイント設定やビートマッチングに適したターンテーブルがデジタルモード(下図左)、スクラッチに適したターンテーブルがバイナルモード(下図左)になります。これらは画面左上のアイコンをタッチする事で切り替える事ができます。バイナル画面にはロック機能がついており、有効にしておくと画面の遷移が一切起こらなくなります。これはGODJでスクラッチプレイを行っているプロDJからのリクエストにより導入した機能です。

バイナルモードでは再生開始時、再生停止時に実際のターンテーブルのトルクを再現した加速減速を行います。またオプション画面のCONTROL(6)にあるScratch sensitivityでスクラッチの感度を、Turntable torqueでターンテーブルのトルクを変更する事ができます。


GODJ has two turntable surfaces. Digital mode (left side of the image below) is designed for finding CUE points or beat matching, whereas Vinyl mode (right side of the image below) is designed for scratching. You can toggle these two modes by touching an icon located at top left corner of the screen. There is a lock function in the vinyl mode. Once you enable this switch, the vinyl screen never goes away. We implemented this function to meet requests from pro DJs who use GODJ for their scratch performance.


In the vinyl mode, the turntable emulates actual torque for acceleration and deceleration at start and stop playing respectively. You can change scratch sensitivity and turntable torque at CONTROL(6) of the option screen.


2015年3月23日月曜日

オートシンク Auto Sync

前回ご紹介したビートマッチングですが、GODJにはこれを自動でやってくれる機能があります。メイン画面にあるAUTO SYNCとスイッチをONにするとオートシンクという機能が有効になり、BPM合わせ、ビート位置合わせをGODJのアルゴリズムが勝手にやってくれます。


オートシンクについては賛否両論あると思いますが、一番時間がかかるこの部分を自動化する事により、選曲、イコライザ、ミキシングといった作業により多くの時間をかけられるというメリットがあります。

最新バージョンではピッチベンドを実行するとAUTO SYNCが自動でOFFになります。BPM合わせは自動で行い、ビート位置合わせは手動で行うという流れを想定した仕様になります。

With regard to the beat matching introduced in the previous post, GODJ has a function to does this routine automatically. When you swipe AUTO SYNC switch to ON, the auto sync function is enabled. While the auto sync is enabled, an algorithm implemented on GODJ proceeds BPM adjustment and beat position adjustment without any operations.


We understand there are arguments both for and against the auto sync but, if you skip this time consuming process, then you can spend more time for selecting music, equalizer, or mixing.

In the latest firmware, AUTO SYNC is turned OFF once you operate the pitch bend. We assume that this function works better for users who want to skip BPM adjustment but want to perform beat position adjustment by themselves.

2015年3月20日金曜日

ビートマッチング Beat Matching

今日はビートマッチングについてです。TrAとTrBでビートマッチングをさせる場合、操作は大きく分けると2つになります。「BPM合わせ」と「ビート位置合わせ」です。GODJは各音楽ファイルのBPMを自動で計算してくれますので、その結果が正しければBPM合わせは簡単、TrAとTrBのBPM値①を画面横にあるテンポスライダー②で調整するだけです。



「ビート位置合わせ」はピッチベンドを使います。音楽再生中にアークセレクタをCUE CLEARの位置に移動させるとターンテーブルが下図のようなピッチベンドコントローラになります。



この状態でターンテーブル上部の紫色の部分をタッチするとその曲のスピードがわずかに下がり、下部の青色の部分をタッチするとわずかに上がります。操作しているトラックのビート位置が反対側のトラックに対して早いと感じた場合は上を、遅いと感じた場合は下をタッチしてビート位置を微調整します。この変化量はオプションメニューにて1%~16%の範囲で設定する事ができます。またPITCH LOCKを有効にしておくとピッチベンド中も音程が一定に保たれます。

ピッチベンドコントローラの左右のグレーの部分、ここをタッチすると再生位置が1ビート分前後に飛びます。この機能によりビートは合っているけど拍が合っていないという状態を修正する事ができます。

(例)
TrA: 1234 1234
TrB: 2341 2341
となっている場合、TrBのピッチベンドコントローラの左をタッチするとTrBの再生位置がが1ビート戻り
TrA: 1234 1234
TrB: 1234 1234
となります。

Today in this post I'd like to talk about beatmatching. Operations for beat matching are classified into two groups: BPM adjustment and beat position adjustment. Since GODJ automatically analyzes the BPM for each music file, BPM adjustment is very easy as long as the results are correct. All you have to do is to adjust the BPM value (1) to the same value of the other track using tempo slider (2).


You can perform beat position adjustment using a pitch bend function. While playing a music file, the turntable changes its surface to pitch bend controller shown below when you place the arc selector at CUE CLEAR position.

In this mode, when you touch the top purple area, the speed goes down a little, when you touch the bottom blue area, the speed goes up a little. If you feel the beat position of the track being controlled is faster than the opposite track, touch the top area, and if you feel it is slower, touch the bottom area to adjust beat position. In the option menu, you can change the pitch bend depth between 1% and 16%. Pitch lock is applied to pitch bend too if you set the pitch lock switch on.  

You can skip the playing position back or forth for 1 beat by touching the gray area at left and right side of the pitch bend controller. Using this function you can correct situations where the beat is matched but the beat count is not aligned.

(For Example)
TrA: 1234 1234
TrB: 2341 2341
In this situation, when you touch the left area of the pitch bend controller of the TrB. 

The playing position of the TrB goes back for 1 beat. Then it will adjust to:
TrA: 1234 1234
TrB: 1234 1234

Advanced Tip:  You may also adjust the BPM by placing on finger on the Tempo Slider and turning the Function knob respective to the appropriate track side. (TrA / TrB)

2015年3月19日木曜日

クロスフェーダー Crossfader

GODJの中央部にはクロスフェーダーがついています。このクロスフェーダーが左にある時はTrAの音が、真ん中にある時はTrAとTrBの音が、右にある時はTrBの音がLINE OUTに出力されます。一般的なミキサー同様、GODJもクロスフェーダーのカーブを変更する事ができます。それがこちら、CONTROL(1)にあるCrossfader modeというオプションです。


このオプションにはGODJ特有の面白いモードがあります。それがEQ Crossfader modeです。このモードにすると、クロスフェーダーはボリュームではなくイコライザを制御するようになります。

以下の3つの画像はTrAのイコライザの動きです。


クロスフェーダーを左から右に動かしていくと、TrAのイコライザは0dBの状態からLow、Mid、Highの順番で下がっていきます。逆にTrBのイコライザはHigh、Mid、Lowの順番で上がっていきます。イコライザの各バンドが動き出すタイミングと移動速度は世界で活躍している現役プロDJが監修したものなので、初心者でもプロ並みのイコライザ操作ができてしまうというわけです。また、イコライザ画面を開かなくてもイコライザの操作ができるためビートマッチングや選曲に集中できるというメリットもあります。

Located on the bottom center of your GO-DJ is your Crossfader. When the crossfader is at left, TrA is output to LINE OUT. When the crossfader is in the middle, both TrA and TrB are output to LINE OUT. Like any other general mixer, you can change the crossfader curve by accessing your options screen. You will find the option named 'Crossfader mode' shown at CONTROL(1).


There is a very unique mode in this option called the 'EQ Crossfader' mode. In this mode, the crossfader controls equalizer instead of the volume.

The following three images show how TrA equalizer works.


When you move the crossfader from left to right, TrA equalizer starts from 0dB, then goes down in the order of Low, Mid, High. On the other hand, TrB equalizer goes up in the order of High, Mid, Low. The timing and speed of each equalizer band are programmed the same way that world famous performing DJs use to operate. This technique has been simplified so that even a beginner can control the equalizer as if he or she is a pro DJ. In addition to that, since you can control the equalizer without opening the equalizer screen, you can concentrate more on the beat matching and/or music selection.

2015年3月18日水曜日

スタンドの続報

さて、昨日ご紹介したGODJのかっこいいマウント方法ですが、実はひとつだけ難点があります。もともとUCS-10という製品はカメラを固定するためのものでして、恐らく撮影時に細かい微調整がしやすいように固定した状態でも少し力をかけるとヘッドの部分が動くようになっています。これがちょっとGODJには不向きなんですよね。楽しくDJをしてるといつのまにかGODJがずれてしまう…。
この問題の解決方法がこちら!



まずヘッドの部分についている小さなネジ①をはずします。ヘッド固定用のつまみ②をはずします。そうするとヘッドが取れます。なんらかのゴム③を本体側のお皿の部分④に乗せ元に戻します。ゴムはインナーイヤホン用の余ったイヤーピースなんかがオススメです。これで全くぶれなくなります。超簡単で効果絶大ですので是非お試し下さいませ!

Yesterday we introduced you a new and cool way to mount your GO-DJ.  Actually we did want to clarify one little drawback that we noticed.  The product originally called UCS-10 was intended to secure the camera but we have noticed that a little force on the head portion does give you stable hold.  Luckily we have a little tweaking solution to solve that.  See below on instructions to correct this!



1.  First remove the small screw pictured as ①. 2.  Remove the knob pictured as  ② that secures the head. 3.  Then I will take a small piece of rubber as shown as ③ and place it in the area pictured as ④. 
Note:  We highly recommend using Rubber for placement as it will drastically reduce any shaking or loose ends for the stand
. You may often find extra pieces of rubber from additional ear bud pieces found when you purchase in-ear headphones but any small rubber piece will do.  It is super easy and highly effective to ensure you have a stable stand to go along with your Monster GO-DJ.

Remember you can always purchase your GO-DJ from www.monstergodj.com if you don't already have one.

Good luck on your setup!

2015年3月17日火曜日

かっこいいマウント方法

どこにでも置けちゃうというのがGODJの最大のメリットなんですが、その小ささゆえにテーブルの上にそのまんま置いてしまうとちょっと地味な感じになりますよね。また画面を上から覗き込んで操作しているとやや猫背気味に…。そんなお悩みを解決する最高のセットアップ方法をご紹介します。

それがこちら、市販のカメラスタンドUCS-10とタブレット用固定ホルダーを使う方法です。カメラスタンドはAmazonやヨドバシカメラなどで購入できます。ホルダーは各社色々なタイプがあると思いますが、カメラスタンドに取り付けられてGODJのサイズ(高さ66mm)に合うものとなると結構限られると思います。




まずはユニバーサルカメラスタンドUCS-10をテーブルに取り付けます。取り付けられるテーブルの厚みは最大で35mmほどですが、たいていのテーブルはこれで問題なくいけます。










次にタブレット用固定ホルダーをUCS-10に取り付けます。












最後にGODJをホルダーにセットして完成。わずか数分でDJブースが完成します!スタンドのアームは伸縮自在、また角度も2箇所で変えられるのでかなり柔軟な位置調整ができます。これで猫背にならず、オーディエンスを見ながらカッコよくDJができます!


購入先のリンクはこちら(新しいウィンドウで開きます)。
カメラスタンド
タブレット用固定ホルダー
アフェリエイトではないので安い所を探してみるのもいいと思います。


British Pub HUBのバーカウンター内にGODJを設置した時の写真がコチラ。いい感じでしょ。


2015年3月16日月曜日

CUE1をセットする Set CUE1

DJの基本操作のひとつにCUE出しというのがあります。その曲の先頭ビートや、ミックス開始のポイントを探す作業になります。GODJの場合、CUE1を先頭ビート(32拍の1拍目の先頭)に合わせるとAutoSyncやBeat Illuminationの精度が劇的に向上しますので是非プレイ前に設定してみて下さい。以下CUE1設定のおおまかな流れをご紹介します。


(1) メイン画面でアークセレクタをCUE1~CUE4上に置く
(2) ターンテーブルを指でなぞって回転させ目視であたりを付ける
(3) アークセレクタをCUE CLEARに移動 → 波形が拡大されサーチモードに入ります
(4) ターンテーブルを指でなぞって微調整する → サーチモードでは波形がゆっくり動きます
(5) CUEボタン(本体中央の物理ボタン)を押して音を確認する → (4)-(5)を繰り返す
(6) CUE1がすでに設定されている場合はCUE CLEARの位置でFUNCTIONノブを押す
(7) CUE1にアークセレクタを移動しFUNCTIONノブを押す → CUE1がクリアされます
(8) もう一度CUE1上でFUNCTIONノブを押せばセット完了です
CUE2~4も同じような流れで設定できます。

Option画面のCONTROL(4)の一番下にAuto cueというオプションがあり、これをOFF以外にしておくとファイルロード時に自動で曲の先頭の無音をスキップしてくれます。先頭にビートがある曲の場合は(1)~(4)が省略できるためCUE1の設定が非常に楽になります。こちらの機能もぜひお試し下さい。

Setting CUE points are one of the fundamental operations for DJs. DJs have to search the first beat of the music or mixing point for the transition. For GODJ, setting CUE1 at the first beat (1st beat of the 32-beat) dramatically increases an accuracy of Auto Sync or Beat Illumination. I would strongly recommend you to set CUE1 prior to your play. Here I'd like to introduce general steps for setting the CUE1.


(1) In the main screen, place the arc selector between CUE1 to CUE4.
(2) Swipe the turntable to move the waveform to see the right position.
(3) Move the arc selector to CUE CLEAR position -> Waveform is enlarged and enter to the search mode
(4) Swipe the turntable to adjust the position -> In the search mode, waveform goes slowly
(5) Press CUE button (hardware button at the middle of GODJ) to confirm the sound -> Iterate (4) and (5) until done
(6) When CUE1 is already set, press FUNCTION knob at the CUE CLEAR position
(7) Move the arc selector to CUE1 position and press the FUNCTION knob -> CUE1 is cleared
(8) Press the FUNCTION knob once more
You can set CUE2 - CUE4 in the same way.

There is an option named Auto cue at the CONTROL(4) in the option menu. When you set this option anywhere but OFF, GODJ will automatically skip all mute samples at the beginning of file while loading. For files that have first beat at the beginning, you can skip (1) through (4) and reduce your tasks to finding CUE1. Please try this option too.